映画「みんなの学校」を見て

昨日、妻の誘いで、茨城にある筑波学院大学にて、
【あこがれ先生プロジェクト】というイベントに参加してきました!

イベントの内容は。
【みんなの学校】というドキュメンタリー映画を見て、その後
その学校の(大空小学校)元校長 木村泰子先生 の公演といった流れです。

正直なところ、今回のイベントは自分が行きたい!・・というよりは、
妻に誘われて、あれだけ行きたいと行っているからしょうがない、ついていくか・・・。
といった感じだったのですが。

『めちゃくちゃ感動してしまいまいた!』

一言では、なかなか表せないのですが。
学校の存在そのものの【目的】これが、どこに向いているのか。
それが、違うだけでこうも変わるのか!?
と、すごく考えさせられました。

舞台は、大阪にある大空小学校という小学校です。

ここでは、どんな子どもでも受け入れるということで、
障害を持っている子供達も障害をもっていない子供達も、同じ教室で授業をうけます。

また、他の小学校では、不登校をしていた子や、一般的に言われる
『問題のある』と言われている子が、沢山集まってきます。

なので、映画の中でもそれそれは、毎日が戦争です。
本当に色々なことが起きます。

しかし、この大空小学校では、不登校の子がいません。
なぜ、そんなことが可能なのでしょうか。

大空小学校では、学校から見たときにこうしなければならない。
という『枠』がありません。

『大切なのは、自分の気持ちを自分の言葉で言えること。』

木村先生は、こう表現をしていました。

多くの小学校は、頑丈なスーツケースのようなものだ。
たくさんの子どもたちをそのスーツケースに押し込む。
もし、スーツケースに入らない長い棒であれば、折ってでも入れようとする。

とにかく、この中に入っていることを目指す。
しかし、実際には、大きなボールや、複雑な形のものもある。
そうしたものは、どうやっても中に入ることができない。

こうした子が、学校からはみ出されていく。
でも、スーツケースに入っている子も、中の酸素はだんだん薄くなり、
すごく生きにくい。

すごくわかりやすい表現だな〜と思いました。
これは、【先生】も一緒なのです。

【先生】もこうあるべきだ!
ではなく、まずは一人の人間だということ。

完璧な先生なんていない。
失敗することだってたくさんある。

悪いのは失敗することではなくて、
失敗した後、どうするか。

大空小学校の風土は、先生同士の中で何時も、どんな失敗をしたかという話が、
じゃんじゃんでるそうです。
そして、その中で、お互いに協力しあう関係。それこそが、本当の信頼関係ですね。

【学校】そのものに対する考え方も非常に面白かったです。
大空小学校は、【公立】の小学校です。

パブリック(公共)なものなので、学校は先生や校長のものではない。
そもそもが、地域(公共)のものだ。もっというと【みんなの学校】だ!ということ。

だからこそ、
地域と一緒になってこの学校を育てていくのは、当たり前のこと。

もちろん教師は、お金をもらって働いている。
これは、考えなければならない。
しかし、公立の教師は、定期的に必ず「移動」がある。
教師は「風」のようなものだ。

この考えが、木村先生の根っこにあることで、
学校と地域の関わり方が、大きく変わっていく。

一言で言うならば【主体性】

それは【子供達】だけでなく【先生】さらに【地域の一人一人】が
主体的に、自分がどうしたいのか。考え行動する。ということ。

そして、大人が主体的に考え、【楽しい!】と自分の人生を感じている姿を
子供が見れば、必然的に子供も「ああ、人生は楽しいものなんだ」と感じる
のではないでしょうか。

そういった意味では、本当に大人も子供もなく。
知らないことを知る。喜び。
わからないことを分かった時のうれしさ。

これは、自分が「知らないということを知っている」からこそ味わえることで。
先生が、偉くてなんでも知っている。ではなくて、先生も知らないことがあって当然で、
失敗することも当然にあるわけで、だからこそ、知らないことを知ったとき、うれしいと感じる。

この当たり前のことを、大人が示すことが。
本当に大切なんだと思う。

もう一つ、驚きの話があった。
小学校には、かならず実力テストというものがあり、
全国で学力を調査が行われています。

けして、大空小学校では、他の学校や他の人と比べるための
学力テストという位置づけはしていないのですが。

驚くべき結果が出ているそうです。

一般的には、1つの教室に、特別支援が必要な子が、たくさんいることで、
授業の妨げになってしまい。どうしても成績は、障害がある子に引っ張られててしまう
ように思われます。

また、都道府県別の平均でいうと、大阪は、全国でも実力テストのレベルが下から2番目と低いそうです。
ちなみにトップは秋田県だそうです。

では、この大空小学校はどうかというと。
そのトップの秋田県の平均の4ポイントも高いそうです。

さらに、大空小学校のクラスの中でも、
特別支援が必要な子供がいる教室と、いない教室でみると、
特別支援が必要な子供がいる教室の方が、成績がよかったそうです。

これは、すごいことだと思います。

なぜ、こんなことがあり得るのか。を私なりに考えるとと。

まず、学ぶことをやらされてやるのではなく、自分がやりたい。
必要だからやると、主体的に考えていることだと思います。
上から、勉強しなさい!と言われて気持ちよく勉強する子は、いないと思います。

自ら主体的にやることで、知らないことを知るということが、楽しいと感じれば物事のパフォーマンスは上がります。
これは、脳の機能からいっても、物事をつまらいものにするより、
楽しいといれた方がどんどん入っていきますので、当然のことです。

さらに、失敗を悪いことにしていないということ。

特別支援のいる子供がいることで、もちろん一般的には大変なことのように見えるのだと思いますが、
しかし、その分だけ、トライ&エラーの数が増えるということです。

その数を沢山経験した人ほど、成長します。
失敗をさせない教育は、逆に言うと成長を止めてしまっているのかもしれませんね。

私が、開催しているアクティブブレインでも、こんな話をいつもしています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アクティブブレインの受講者は、全員平等です。

しかし、これはトレーニングなので、当然早くできる人もいます。

さささ〜ってやってしまう人もいます。一方で、なかなかできない人。

う〜んって苦しい人も出てきます。

一般的には、早くできる人が評価されますが。

ここでは、みんな平等です。

むしろ。苦しい人・遅い人がいることで、学べることが本当に沢山あるのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昨日の講演会&映画を見ても、ああ、やっぱりそうなんだな〜って思いました。

家族の中、クラスの中、会社の中。
自分に合う人合わない人、本当に色々な人がいます。

でも、どんな人からでも学びを得ることができる。
そう思えたら、きっと世の中の見方は、すごい変わるんじゃないのかな〜って思いました。

【みんなの学校 HP】

是非興味がある人は、ご覧ください!!

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