「AⅠvs教科書が読めない子供達」を読んで(今日の一冊)


最近、【AI】というという言葉を、すごく良く耳にしますね。
でも、私たちは本当に【AI】のことを理解しているのでしょうか。

正直、私はあまりよく分かっていません。
でも、なんだかもうする「シンギュラリティ(技術的特異点)」に到達して、
世の中が、一気に変わっていく。

そんな風に妄想したりしています(^^;

そんな中読んだ本が、この本。
【AⅠvs教科書が読めない子供達】

読んでみたら、想像していたより面白かった。
AIが出来ること。
AIが苦手なこと。

これを、じっくり紐解きながら、私達人間の「強み」って何だろう?
と思った時に、この「本」は大きなヒントを与えてくれる。
そんな本だと思いました。

そもそもAIが得意なことって何だろう?
著書の中では、大きく3つのことを伝えていました。

①論理 ②確率 ③統計

この3つは、非常に得意としている。
著者は、「東ロボくん」というAIを使って、AIが東大に合格できるのか。
という挑戦をされています。

その中で、AIが出来ることと。
出来ないことが見えてきた。ということです。

結論的には、AIは、「東大に合格できない」というのが結論。

なぜか。
AIには、出来ないことがあります。

それは、AIは、
「意味を理解することが出来ない」

ということです。
その言葉を論理的に解くことは出来ても、
その言葉の背景から読み解くことが出来ないのです。

その為、抽象度の高い問題文があった場合は、
それに対して答えを導くことが出来ない。

なので、抽象度が高いと意味が分からないので「論理的」に問題を解くことはできないのだ。
その為、問題の答えを導く方法としては、実は「論理的」思考よりも、
「確率」や「統計」から、答えを導くことで答えを求めていく方が得点の確率が上がるそうだ。

もちろん。人間と違って「計算力」や「情報」は、大量にある。
しかし、問題の意味を読み取って的確に解くことは難しいので、
大量の情報から「確率」と「統計」から答えを導くのだ。

とはいえ、これでは満点は、取れない。
偏差値でいうと、「57」だそう。
実際に問題を解くには、その問題文の意味を理解しなければ答えることが出来ない。
ということで、現在このプロジェクトは、一旦凍結しているそうだ。

ここから、2つのことが言える。
1つは、
【人間に出来てAIには、明らかに苦手なことがある。だから、ちょっと安心】

ということ。

一方で、こんなデータもあるそうだ。
【中高生の文章の読解力がAIよりも劣っている】
人間が優位性を持っていなければ、ならない【読解力】のレベルが、低いのだそう。

ということは、もう1つは
【【読解力】が低い人間は、AIに勝てる部分が、なくなってしまうのではないだろうか】
ということ。

よく【速読】という言葉を聞きますが。
速読といのは、高速に文章を読むことだと思いますが。
この本を読んで思うことは、高速に本を読むことに「意味はあるのだろうか?」ということ。

【速読】が、もし、表層的な意味を読み取り、ただ情報を頭に入れることであれば、
それは、AIが得意としているところなわけです。
それに勝とうとしても、おそらく人間では難しいのではないでしょうか。

そうではなく、その本をどれだけ【深く】読みとることが出来るのかということ。
この方が、よっぽど大事ではないだろうか。

そういえば、
【灘中】では、1つの「本」を中学から高校まで6年間を通して、
読み解いていく授業をしているという話がありました。

「1つの言葉や文」から、1つの意味を理解するのではなく。
「1つの言葉や文」から、10や20の意味を広げ様々な横の広がりを持ちながら読み込むそうです。

「推測力」や「連想力」と言ってもいいかもしれません。
1つの言葉から、どれだけの情報を紐づけて広げていくことができるのか。
ということだと思います。

私は、アクティブブレイン講師で、記憶の講座を開いていますが。
まさに、記憶の構造・仕組みにのっとった授業だと思います。

表層的にただ覚えるというのは、本当の勉強ではなく。
その事を「深く探求すること」

こうしたことが、「本当の勉強」なのだと思います。

そして人間が持たなければならない、【読解力】ですが。
これは本当に危機意識を持たなければならないと感じています。

この【読解力】ないということは、言葉の意味が分かっていないということです。
アクティブラーニングやディスカッション・議論、以前の問題です。

【読解力】今後のキーワードになりそうな予感です。
私も情報を「深く」読み取れるように意識していきたいと思います。

あ、AIは、人間を滅ぼさないみたいですね(笑)
AIは【目的】を持たない。あるのは数式だけ。
だから、感情もない。

しかし、【目的】や【感情】を人間がAIに装うことは出来る。
もし、AIが人間を滅ぼすのであれば、それは、AIではなく人間かもしれませんね

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