世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?を読んで(今日の1冊)

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
経営における「アート」と「サイエンス」 山口周著

今日の1冊は、経営と「美意識」に書かれた書籍を紹介します。

英国の経済紙ファイナンシャルタイムズに、2016年11月13日に掲載された
記事の中で、ビジネススクール(MBA)が減少する傾向の一方で、
アートスクールや美術系大学によるエグゼクティブトレーニングに多くの
グローバル企業が幹部を送り込み始めている実態を報じています。

今、世界のエリートといわれている人達は、こぞって、アートに関心をもち
「美意識」を鍛えているという実態があるそうです。

本書では、こうした世界のエリートがなぜ「美意識」に注目しているのか。
そして、なぜ「美意識」が必要なのかを紐解いていく内容になっています。

そもそも「美意識」とは何だろう?
ということですが。

一般的に経営における「美意識」というと。
プロダクトデザインやロゴやHPなどを思い浮かべてしまうかもしれません。

個人的には「美意識」というと、なんか。
「ナルシスト」な感じのイメージもありますが(^^;
まあ、あながち間違いでもないかもしれませんが。

私が、この本で感じたのは。
自分が思う「かっこいい」と思う気持ちが、
「美意識」なのかな。と、思いました。

何を思って「かっこいい」と思うのかは、
人によって違うわけだけど、誰かから与えられた「かっこよさ」ではなく、
自らその「かっこよさ」を定義づけそれを磨いていくこと。

これは、何かをデザインされたものだけでなく、
その人の「生き方」そのものも含めてということです。

そして、そうした美意識が、「エリート」だからこそ、
欠落してしまった人がいるという指摘もしています。

エリートというと、どんなイメージをもっていますでしょうか。
例えば、学歴社会で勝ち続けた高学歴な人たちをイメージする人も
多いと思います。

しかし、こうした偏差値は高い人ほど、かかえやすい【闇】があると言っています。
その代表として、例に挙げたのが。

それが、【オウム真理教】です。
オウム真理教の特徴として、幹部が偏差値70を超えるような極めて高学歴の人間によって占められていた。一般的な目線から言うと、なぜこんなにも頭のいい人が・・・。

と、思ってしまう人多かったのではないでしょうか。
しかし、著者はむしろ「受験エリート」だからこそ。
オウム真理教に、帰依していったのだろうと、語っています。

学歴社会とは、すべて数字によってその階級が決まる仕組みと言っていいでしょう。
そして、同じようにオウム真理教で提唱していた奇妙な位階システムが、
修行のステージが、非常に単純で分かりやすい階層を提示し、あっというまに、
階層を上りきって「解脱」することが出来る。とされていました。
解脱・・・俗世間の束縛・迷い・苦しみからぬけ出し、悟りを開くこと。また、死者の霊が修羅(しゅら)の妄執(もうしゅう)をのがれて浮かばれること。

そこにあるのは、【わかりやすさ】
しかし、私たちの社会は、どうでしょうか。

恋愛や結婚、子育て。ビジネスのなどの交渉シーンなど。
そんな単純な話はありません。

むしろ、「正解」がないものに対して、
自分なりに考え、前に動かしていくことが
多いのではないでしょうか?

こうした「わかりやすさ」や「答え」を求める風潮は、
様々なところで見かけますね。

難しい本を漫画にした解読本なんかもそうかもしれません。
私もよく見ますが(^^;

著書では、「戦略系コンサルティング業界」や「新興ベンチャー業界」を
例をにとり、オウムの仕組みとそっくりだと言っています。

どれも、「美意識」がなく。
なにをすれば「数字」があがるか。
そのための「わかりやすい」答えを求めている。
ということです。

これは、ある意味非常に「論理的」で「理性的」な判断なのかもしれません。
論理とは、物事を積み上げて考え、結論にいたる思考。
理性とは、正しさや合理性を軸足に意思決定する。

もっと大きな意味で言うと。「言葉」で言える概念が、「論理」や「理性」なのだと思います。
言葉で、伝えることができるからこそ、「分かりやすい」のですが。

そうではなく。
「感性」や「直感」

非常に感覚的なもの。
こうしたものを磨いていくことこそが、
大切だと言っています。

最近、私の師匠である「小田全宏」先生が、
「ジャパンスプリットの会」を発足しました。

その中で、【日本の心】を広めたいと言っていました。

日本という国は、世界から見ても特殊な国だそうです。
それこそ、【美意識】が非常に磨かれてきた歴史をもつ国といっても
いいのかもしれません。

そして、それが悪く出てしまったのが、第二次世界大戦
日本は論理や理性よりも。「空気」で絶対に負ける戦いに挑んでしまったとも言えます。

その後、日本はそうした大きな過ちの過剰な反応なのか。
それとも戦後の教育が変わってしまったことによる影響なのか。

美意識のレベルが下がり、論理や理性が重視しすぎるのが、
今の日本なのだと思います。

だからこそ、もう一度もともと私たちが持っていた。
「日本の心」「日本の美意識」を取り戻すことが、
AI時代になった今だからこそ、求められているのだと思います。

この本を読んで、
改めて【日本の美意識】について学びたくなりました。
そこで、この日本の美意識を学ぶのにとってもいい教材があります!

それを、なんと小田先生からプレゼントしてもらえることになりました。

【ジャパンスプリット 著者 小田全宏】

「日本の心」をA4で591ページにわたる本をPDFにてダウンロードできます。
http://odazenko.jp/odazenko/japan
日本の歴史を紐解きながら、ジャパンスピリットをまとめています。
そして、最後にはリーダー論まで。

今回の本を読んだことにより、より小田先生が伝えようとしている。
【日本の心】がより興味がわいてきました。
本当の意味で、読み解くまでは、すこし時間がかかるかもしれませんが。

読み込んだタイミングで、記事にしたいと思います。

 

Follow me!