「怒り」を考えてみた
アンガーマネジメント
「アンガーマネジメント」という言葉が、最近はやっている気がしますが。
実際に「パワハラ防止法」なんて条例が出来るぐらい企業の中で、
パワハラが行われているんだそう。
1人社長の私からすると、
いやはや大変だな~といった感じですが。
法律ができたのでパワハラをそのままにしておくと、企業自体の存続も危ぶまれてしまうので、
「アンガーマネジメント」をちゃんとしないと!ということで、注目されてきたようです。
アンガーマネジメントというのは、怒りを予防し制御する為の考え方ということですが。
こうした【言葉】にとらわれ過ぎると、なんだか本質を見誤ってしまっている人もいるな~と
感じることがあります。
私は、アンガーマネジメントをしているから大丈夫!
みたいな(^^;
私達の脳は、【注目】していることに意識が向けられます。
パワハラが【注目】されていれば、パワハラがに意識が向けられ。
あれもパワハラ、これもパワハラみたいに、どれもパワハラに見えてしまうわけで。。。
最近では芸能人の自殺がニュースになりましたが。
自殺が注目されれば、自殺をする人が増えるなんて話もあります。
と、同じように。
【怒りを抑えるんだ!怒りを抑えるんだ!】と、怒りにに注目している人は、
実は、怒りを抑えることができなくなってしまうわけです。
意識を変えると【怒り】が消える
なので、【怒り】を抑えるには、意識を違うところに向かわす必要があるわけです。
例えば。
親が子供に怒っている時。
急に学校の先生から電話が来た。
その瞬間、怒りがなくなって。
軽やかにしゃべっているとか。
これは、意識が怒りから電話にでた先生に向かったわけです。
その瞬間その怒りがなくなったわけです。
とはいえ、これ自体は実は問題解決したわけではないですよね。
だって、電話が終った瞬間。
また、怒りが沸くのですから・・・(笑)
いわゆる。
怒りをなくす方法として、怒りから目をそらす方法ですね。
例えば、
深呼吸をしよう!
一旦一人になろう!
5秒数えよう!
とかとか。
それ自体は、対処療法としては「あり」ですし、それだけでもかなり収まります。
でも、実はそれ自体は、根本的な解決ではないわけです。
根本的な解決をするなら、なぜ私は「怒り」を感じるのかということについて
深く見つめなければいけなくて。
【怒り】の原因
【怒り】の原因を見てみると。
実は、そうなってほしい【希望】に対して、そうではない【現実】が起きた時、そのギャップに怒りを覚えるわけです。
ということは、何かしらの問題があって、それを解決すればいいわけなのですが。
その解決方法として、「怒り」を利用することは本当に解決方法として最適解なのだろうか?
ということです。
よくよく考えると、きっと違うと思うんですよね。
だから、怒りではなく別の解決方法を探しましょ。
というのが、最初のアンサーなのかもしれませんが。
でも、実はもっともっと根本的で大事なことが他にあると思っています。
それが・・・・
その問題は、そもそも問題なのか?
ということ。
Aさんにとっては、ものすごい怒るポイントだったとしても。
Bさんにとっては、まったく怒るポイントではないみたいな話しって
聞きませんか?
これって、その人にとって何を【問題】にしているかで、
怒りのポイントが違ってくるわけです。
そして、多くの人が。
その【問題】を解決しようとしますが。
その【問題】は、そもそも本当に【問題】なのでしょうか?ということ。(2回目)
自分が問題だと思っていることは、実は本質的には【問題】ではなくて、
実は、解決しなければいけないことは、別にある。
ということ。
だから、その怒りは本質から見た時にトンチンカンなことをしているわけです。
問題はそこじゃなくて【こっち】でしょ。
「こっちの問題」を、捉えないと、解決しないよ。
ということが、結構あるわけです。
なので、問題を解決しようとする前に、
その問題は、本当に問題なのだろうか?
他に本質的な問題があるのではないだろうか?
という視点をもつことで、思わぬ解決方法が浮き彫りになるかもしれません。