「手助けする人」と「手助けされる人」

私には、長女、長男、次女の3人の子供がいるのですが。
最近ふと気づいたことがる。

長女のときは、何も思わなかったのですが。
長男と次女を見た時に面白いな~と思ったんです。

次女は保育園に通っているのですが。
保育園に通っている子供を見ると、同じ学年でもその成長スピードは全くバラバラで、
早い子もいれば、遅い子もいて、もしくは障害もあるのかな~?という子も一緒になって
生活しています。

次女は、どちらかというと成長は早い方で、しっかりもの(らしい。家では違うので(笑))
同年代の子たちが困っていると進んで手助けしにいくという話を先生からよく聞く。

子供に聞くと。
「◎◎くんが可愛いんだよね~」
とかいって、本人はきっと楽しくてしているんだと思う。

一方で、長男が保育園に通ってた頃。(今は小2)
長男は、元々発達が遅れていたので、言語のコミュニケーションが出来なくて、
会話も単語で話すのがやっとなぐらい。

でも、本人が困っていたのかな~と思うとそんなに困っている様子を私は感じなかった。
結構、保育園ライフを楽しく過ごしている。
様子を見てみると、いつも2・3人の女の子に囲まれているのだ(笑)

それで、困ったことがあると、すぐにその女の子が手助けしてくれる。
お遊戯会の時も、長男はあまり覚えていないのでなかなか出来ないのですが、
周りの女の子がサポートしてくれる。

本人も手助けしてくれることに対して、「自分が人より劣っていると感じ卑屈になる」
なんてこは、なくて。
むしろ、それはそれで、自分は人気者だと勘違いしているのか?(笑)
楽しんでいる。

こんな姿を見た時に。

はて、これは特別なことなのだろうか。
と考えた。

長男の時は、あ~優しい友達が周りにいて良かったな~と思っただけですが。
あれ?次女も立場は逆だけど同じようなことをしているな~・・・と。

実は、これは特別なことではなくて。
子供達にとってはごく当たり前のことなのかもしれないなと。

そう考えてみると。
私達大人は、こんなに自然に人に「手助けしたり」「手助けされたり」することが、
出来ているのかな~と感じる。


大人になると。
「正しい」ことをしなけれなならない。
といった、何かへんな道徳的な考えが生まれることで

それをすることで、私は人より上の立場にいる。
といった、優越感を味わいたいと感じるような気持ちさえ芽生えてくる。

逆に、手助けされた側は、自分は人よりも劣っていると感じ。
してもらったことに対しても素直に受け取ることができない。

こんな人も少ないくないような気がします。

でも、もしかすると。
本来私達は、「手助けしたり」「手助けされたり」することを
もっと自然に行うことが出来る生き物なんではないかな~と思う。

そして、そうやって生きた方が、きっと幸せだ。
だって子供達を見てると、どっちも楽しそうだからだ。

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