住宅設備ってどこから仕入れるの?
資材屋さんというと、普通では一般の人が取引をすることは出来ません。
なぜかと言うと、資材屋さんのお客さんはリフォーム業者さんだからです。
通常の資材のルートは、
【メーカー】⇒【商社】⇒【資材屋】⇒【リフォーム業者・工務店等】⇒【大家さん】
というわけです。
なぜ、【資材屋】さんは、業者さんにしか商品を卸さないのか。
それは、安定的に商品を購入してくれる相手であり、売掛に対するリスクを減らす為だと思います。
【売掛】というのは、
代金はあとで受け取る約束で、商品を売ること。
通常、リフォーム業者は、資材屋さんから仕入れを行う際、その都度費用を支払うことはしません。
その月に仕入れた材料を翌月にまとめて支払うということを行います。
その為、業者さんは決済の手間を省き工事に集中できるということです。
一般の顧客ではそんなに頻度高く資材を購入することがないので、
その場で、ホームセンターで現金で購入して材料をそろえるということだと思います。
第21回越谷大家塾で行った資材屋さんは、ここの仕組みを大きく変えました。
一般的な資材屋さんは、資材の注文が入ってそれからメーカーや商社へ発注し商品を用意して、
工事現場へもっていくことが多く簡単に言うと、リフォーム業者や工務店の【御用聞き】のようなポジション。
【御用聞き】とは、得意先の用事・注文などを聞いて回ること。
では、今回の資材屋さんは、どのようなイメージで事業を展開しているかというと。
資材屋の【コンビニエンスストア】
店舗を沢山持ち、多くのリフォーム業者・工務店の資材置き場のような存在になることを
イメージして事業を展開しているそうです。
その為、支払方法も現金(クレジット可)となっています。
そして、リフォーム業者・工務店に依存した経営というよりは、便利だ。お得だ。
と思った業者に使ってもらう。そんな仕組みになっているようです。
実は、今回のセミナーでは、その会社の創業者であり代表の山内社長にお越しいただき
直接沢山の話を伺いました。
特に印象に残った言葉は。
【コップは、上から見ると丸く見える。でも、違う角度から見ると様々な形に見えてくる】
山内社長の経験を通して【物事の見方】【捉え方】の話を聞かせて頂くとその言葉の重み
をすごく感じました。
今回協力頂いた資材屋さんはこちら
【現金問屋ダイコク】
山内洋介社長 http://www.daikoku.net/page/concept.html