新しいアイデアや発想は、記憶から作られる!?(アクティブブレイン)
今の時代は、アイデアや発想力がある人が、求められていると思います。
最近の言葉でいうと、クリエイティブ(創造)とも言いますね。
さらに、言うと。
「新しいものを生み出す力」
では、なぜこうしたものが今求められているのでしょうか?
私は、こう考えています。
結論から言うとIT化がどんどん進んできたからだと思います。
昔は、労働力と言うのが非常に重要視されてきました。
これは、私の親から聞いた話しですが、
例えば、昔は電話を、するにしても今のように携帯なんてもちろんありません。
「電話交換手」って知っていますか?
実は、私の義理の母が昔その仕事をしていたので、知ったのですが。
昔の電話は、まずかけると交換手という人に繋がって
「◯◯さんお願いします」と指定して一度電話を切るそうです。
そうして待っていると、今度は電話が掛かってきて
その相手と繋ぐという仕事があったそうです。
この「電話交換手」というのは、当時花形の仕事と言われ、
高給取りとして大変人気があったそうです。
今ではとても考えられないですね。
このように、時代の移り変わりで、今まで必要だった職業が、
技術の発達により、全く必要が無くなっていく時代になったのだと思います。
そして、その加速度が、IT化が進むことで急激なスピードで
進んできているように感じます。
そう考えると、今まで通り当たり前だと思ってやってきていることを、
ただそのままやることは、非常に危険だ。ということです。
なぜなら、明日にはその仕事は、無くなるかもしれないからです。
だからこそ、今は、労働力としての熟練度を上げることよりも、
クリエイティブ力を上げることの方が、必要とされていることが、
増えてきたと思うのです。
では、そのクリエイティブな力は、どのようにつけばいいのでしょうか?
実は、その「キー」となるのが、「記憶」です。
なぜ、新しい発想やアイデアが「記憶」と結びつくのか。
不思議に思われるかもしれません。
「記憶」というと、逆に「クリエイティブ」とは、
真逆のもののようなものだと思っていないでしょうか。
私も、もともと思っていたのは、
IT化が進むことで、自分が必要だと思った情報が、
いつでも気軽に取得ができるようになったことを考えると。
大切なのは「記憶」ではなく、
「考える力」や「情報を見極める力」であり、
「創造力」そのものだと思っていました。
なぜなら、情報という記憶は、パソコンの中にあるし、
いつでも好きな時に「検索」すれば出てくるので・・・・。
自分の頭の中に入れる必要はないのかな。
なんて思ってたんです。
でも、実は違ったのです。
最近クリエイティブな仕事で話題になったと言えば、
オリンピックの「ロゴ」ってありますよね。
パクリだ。パクリではない。
いろいろ言われて結局、使用中止になりましたが・・・。
この事件の真相については、私は専門家でもなんでもないので、
サッパリわかりませんが。
言えることは、全てのデザインは、何かしらの過去の記憶を基にして、
作り上げているということ。
実は、情報(記憶)が頭の中にないと、クリエイティブな発想など
そもそも産むとができないのです。芸術や音楽と言われているのもでさえそうです。
例えば、一度も料理をしたことない人に、
「キャベツ」を使った新しい創作料理を考えなさい。
といったら、おそらくとんでもないものが出てくると思います。
逆に、料理の専門家に、同じ質問をすれば、
「キャベツ」を使った全く新しい「美味しい」料理を考案すると思います。
この違いは、何かと言うと。
それは記憶(情報量)の違いということです。
新しい発想とは、過去に、自分が見たり聞いたりする中で得た記憶の中から、
生まれるのです。
もちろん。
人の作品を見た記憶をそのまま利用するとなると、
それは「パクリ」になりますし(笑)
クリエイティブでもなんでもないですよね。
なので、クリエイティブというのは、「ない」とこころから「ある」ものをつくる
ということではないんです。
そうではなく、自分がもともと持っている「記憶」をいじくることで生まれるんです。
例えば、その記憶の大きさを変えてみたり、少し変化させてみたり、
他の記憶と組み合わせてみたり、そぎ落としたり。分解してみたり。
そうした中で、「クリエイティブ」な発想が生まれるんです。
とすると、クリエイティブな脳にしたいと思ったら、
知識や情報はたくさんあった方が、良いということになりませんか?
頭の中に、記憶がなければクリエイティブになるような工夫の選択肢が少ないということです。
逆に、様々な記憶があれば、クリエイティブな発想の基となる種がたくさん持っていることに
なるので、クリエイティブな発想がしやすい。ということになります。
整理すると。
クリエイティブな発想をするためには。
・記憶(情報)をたくさん持っていること。
・記憶(情報)の処理の仕方について様々な方法を知っていること。
これが、大切になるのです。
記憶力というと、頭が硬いイメージを持つ人も多いかと思いますが。
むしろ逆なのです。
実は、「アクティブブレイン」ではどのようなことをするかというと。
この新しい発想を生み出すトレーニングをめちゃくちゃやります。
そうすることで、アクティブでは、暗に「記憶力」が良くなる。
ということではなく。
同時に、新しいアイデアや発想力を付ける礎を作っているということです。
受講された方は、この意味が良くわかると思いますが、
受講したことがない人は、実際のトレーニングをしていないので、分からないかもしれません。
しかし、記憶というのは、あんに無味乾燥なものを、一生懸命覚える。
とうことではない。とういうことです。
アクティブでは、【記憶】という枠を飛び越えて【脳の使い方】を伝えています。
それは、まさしく今の時代に必要な脳の動かし方ではないでしょうか?
さて、今日は、アクティブブレイン2日目。
富士山登頂まで駆け抜けます(^^)