相続対策の3原則+α(7日間で見えて来る。相続の本質と全体像 1日目)

今日から、相続について7日間に分けて記事にしていきたいと思います。
相続は、とっても難しいし奥が深い・・・と思っている人は多いのではないでしょうか。
確かに、その通りではありますが、だからといって全く分かりません〜。
では、ちょっと、まずいです。。。

人は、誰でも死を迎えます。
一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか?

そこで、7日間の記事を読むことで相続の本質そして全体像が見えて来る。
そんな記事をこれから書いていきたいと思います。

【7日間で見えて来る。相続の本質と全体像】

その第一弾は、【相続対策の3原則+α】について。
相続対策というと、あなたは何ををイメージされますでしょうか?

よく言われているのが、【節税】についてですね。

確かに、【節税】も相続対策の一つなのですが、
実は、相続対策とは大きく3つに分類することが出来るのです。
※+αについては、最後に説明します。
それが、

分割対策・・・いかにもめることなく財産をわけるか。
納税対策・・・納税の方法、納税資金の準備をどうするか。
節税対策・・・相続税をいかに安く抑えるか。

この3つの相続対策をきちんとすることが出来れば、
問題のない相続を迎えることが出来ると言われています。

ところで、この3つの中で優先順位をつけると、どのような順番で、
相続対策をすればよいのでしょうか。

答えは、

①分割対策>②納税対策>③節税対策

になります。
ご存知でしたか?実は、この中で【節税対策】が一番優先順位が低いのです。

これは、実は相続対策をする上ですごく重要なことを示します。
これを知っているか知っていないかだけでも多くのトラブルが解消します。

さて、ではなぜ、この順番になるのでしょうか。

それは、どんなに【節税対策】をおこなっても【分割対策】や【納税対策】を
行っていなければ、節税対策にならないからです。

もう少し具体的に説明すると、

「納税」資金の準備をしていないと、納税期限(10ヶ月)までに支払いが出来なくなり『延納税』が発生します。
延納をしないために不動産を売却しようとしても、期限が限られていることもあり、
思うような価格や時期に売却することが出来ない可能性があります。
それでは、せっかくの節税対策も結果的に延納税が発生してしまっては、意味が無い節税対策となるのです。

「分割」は、実はこの3つの中で一番重要なポイントになります。

資産が少ない人も多い人も相続対策をする上で、分割対策こそが最初に行わなければいけません。その理由は、もし、相続人同士が、遺産をめぐって争いをしてしまった場合、家族がばらばらになってしまう可能性があります。相続争いが発生すると、長期化することも多くこの争いが心身とも辛く悲しい思いをすることになります。こうしたことが起こらないようにすることが、一番大切なことではないでしょうか?

そして、そこにさらに追い打ちをかけるように、トラブルが襲います。

分割協議が整わないことで、その間遺産(預金、不動産、有価証券、など)は、自由に動かせなくなり、資産がその間、寝てしまいます。また、納税の支払いも出来なくなる可能性も出てくることで、延納金の発生も考えられます。さらに、様々な相続税の優遇措置も受けることが出来なくなり期限内に相続手続きが終わらなかった場合を考えるうと、思わぬ相続税を支払わなければならなくなる可能性も出てくるのです。

このように、相続対策とは、この3つの原則を順番通りにおこなうことが大切になります。

ところで、【+α】については、気になりませんか?

【+α】とは、『資産の有効活用』のことです。

資産の有効活用を行うことで、収入を増やすこと出来ます。
もちろん、各々の資産背景にもよりますが、始めの3原則を抑えた上で資産の有効活用をした相続対策をすることが出来ると、より優位な相続対策を行うことが出来るようになるのです。

【相続対策の3原則+α】いかがでしたでしょうか?

次回は、【分割】について
【相続争いを防ぐために】というテーマで解説していきます。

争わないで幸せな相続を送るためには、どのようにしたらよいのか。
是非一緒に考えていきたいと思います。178751

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